※あくまで個人の感想であり、効果を保証するものではございません。
私はキャリア志向で、仕事ばかりしていた。
新卒で入社したIT企業で営業として働き、忙しくて何度も辞めようと思ったこともあったけれど、仕事で認められるのは嬉しかったし、給料が上がっていくのも楽しかった。
仕事ばかりしていると、やっぱり出会いがなかなか無くて、恋愛はご無沙汰。
社会人1年目の時、恋人はいたけど、「A子は可愛げが無さ過ぎるよ」と言ってフラれてしまった。
少し落ち込んだけれど、その時付き合っていた彼は、自分と同じくらいの年収で、将来性に不安があった。やっぱり男の人には自分より稼いでいて欲しいしと思うのが女性だと思う。これから先、もっといい出会いがあるだろうと思った。
それ以来、恋愛はしていない。
どんどん周りが結婚していって…
「A子、今時間ある?」
ある日、そう言って話しかけてきたのは、同じようにバリバリ働いている会社の同期。仕事の相談かと思って、「大丈夫だよ。」と言うと、彼女は口を開いた。
「実は…今度結婚することになったの。職場恋愛だから皆には内緒にしていたんだけど、A子には絶対1番に報告しようと思って。」
「えっ!?」
「おめでとう」というのにも時間がかかってしまった。まさか、同じように働いてた同期が結婚するなんて。
「もう私も30歳だし、周りも皆結婚してるし、私達もそろそろ…ってなって。結婚式絶対来てね!」
彼女の言葉に、確かに最近、結婚の報告を聞くことが増えたかもしれない、と急に焦りが芽生えた。30歳は働き盛りで、まだ結婚は早いと思っていたけど、「もう30歳だし」という言葉が引っ掛かった。もしかしたら私、出遅れてる… ?
普段は会社と家の往復で、全然出会いがない。
合コンや婚活パーティーも、何回か行ってみたけれど、皆あまり元彼より良い人はいなかった。
このまま働いていて、大丈夫なのかな?
結婚できるのかな?
もしもこの先もひとりだったらどうしよう…
ある日、友人からのLINEも返さずにひたすら婚活について調べていると、ある占いにいきついた。
―「ズバリ断言!あなたは2年以内に結婚できる?」
思わずビクッとしてクリックしてしまっている自分がいた。
私、このまま独身でいるとどうなるの?
すぐ周りの人に相談していた私だけど、結婚したいと思っていることを周りに知られるのも恥ずかしい…。そう思った私は、思い切って占ってみることにした。
2年以内に結婚できるかどうか…それを占うには勇気がなくて、まずはずっと独身でいたら私の人生はどうなるのかを占った。
「自分だけが取り残されている」
まさに今私が思っていたことが書いてあり、夢中になって読んでしまう。占いにはこんなことも書かれていた。
将来に不安を覚えるなら、なおのこと今の人間関係を大切にしなさい。
この占いを読んで、最近人間関係を大切にしてなかった、とハッとする。
このまま塞ぎ込んでいたら、出会いの話が無くなってしまうどころか、友達まで失ってしまうかもしれない…。
友人からの連絡を返そうと思い、LINEを開くと新しいグループに招待されていた。開いてみると高校の同窓会のお誘いだった。
同窓会参加の決め手は…
同窓会の日は、ちょうど月末。仕事でバタバタしていることが簡単に予想できた。
悩んだ末、行かないことにしよう…と返信を送った。
「仕事で忙しいからいけないかも。」
すると、Y君から返信がきた。
「仕事頑張っていて偉いね!けど、たまには息抜きも必要だよ。」
Y君は、学生時代女子にとても人気があった男の子だった。
私も憧れていたけど、話す機会すらなくて、挨拶を数回したことがある程度だ。
まさかそんなY君から反応があるとは思わなくて、返事に迷っていると、同級生が会話に加わってきた。
「何言ってんだよ、Yも忙しいだろ!このエリート!笑」
「うるさいな、今回はちゃんと行くよ!」
そっか、Y君も忙しいんだ…
私も、仕事を言い訳にするのはやめよう。
「頑張って仕事を終わらせて行くね!」
同窓会当日、彼との再会
同窓会に気合い入れて行くなんて少し恥ずかしいかも…と思いながらも、新しいワンピース着て出かけた。会場に付くと、Y君が1番に話しかけてきた。
「久しぶり!元気だった?」
Y君は面影はあるものの、予想以上に格好良くなっていて、驚いてしまう。
「あ…うん、Y君は?」
「俺も元気。仕事は忙しいんだけどね。皆に聞いたけど、A子ちゃん、バリバリ働いているらしいね。」
「えっ!?Y君に比べたら…全然だよ!」
「そんなことないよ。話聞いて偉いなって思ったんだよね。今日の服も似合ってるし、A子ちゃん、美人キャリアウーマン!って感じ。」
周りからも格好いい、というヒソヒソ声が聞こえてきて、Y君と話しているだけで注目されているのが分かった。
Y君とは仕事の話で盛り上がった。話してみると思っていた以上に彼が仕事で活躍していることが分かって、思わずときめいてしまうが、私が相手にされるような人じゃないか…と思ってしまう。
更に、他の女の子と話しているときはもっと楽しそうに見えて、女としては見られてないんだろうな…と悲観的になってしまった。
女として見られてない。そう思っていたけど…
3日後、仕事を終わらせて帰宅しようとすると、Y君から連絡がきた。
『今日仕事早く終わったんだけど、飲まない?』
社交辞令で連絡先を聞かれたのまさか本当に連絡が来るなんて。考えるよりも先に、指先が動いていた。
『私も今終わったところ。行こう!』
2人で会ってみても、Y君はこの前と変わらず仕事の話だけしかしなかった。男女が2人で会っているのに…。女として見られていないんだろうな、と思って少し落ち込んでしまうけれど、Y君と話すのは純粋に楽しかった。
彼の会社は激務と聞いていたので、しばらく会えないんだろうな、と思っていたけれど、それから後も定期的に誘いがきて飲みに行った。
何度か飲みに行って、それなりに仲良くなった頃、
「Y君って、忙しいイメージだったけど、意外と時間があるんだね。」
何気なく言うと、急にY君が無言になった。
じっと顔を見つめられて、失礼なことを言っちゃったかも、と目をそらしてしまった。怒らせたかもしれない…と思ってドキドキしていると、彼の口からはこんな言葉が飛び出した。
「わざわざ時間をつくっているんだよ。なんでだと思う?」
思わずえっ?と言ってしまった。
…まさか、彼は私のことを…?
でも、浮かれてる女、とか思われたくなくて返事が出来ず、違う話題を振って誤魔化してしまった。
帰り道、ずっと彼の言っていた言葉の意味を考えていた。
ベッドの中で、気付いたらあの占いをひらいていた…。
2年以内に私が結婚できる確率は?
この前は怖くて占うことが出来なかった、「結婚できる確率」を占ってみることにした。
この占いを見たら、彼が自分のことをどう考えているのか、彼と結婚の可能性があるのか…それが分かる気がした。
結果は―…
あなたは2年以内に87%の確率で結婚できるわ。
というのもね、あなた、昔からの知り合いと結婚する可能性が高いの。
つまり、もう、出会っている人なのよね。
今思い浮かんだ人はいない?その人があなたの運命の人よ。
昔からの知り合い、もう出会っている人…
嫌でも、彼の顔が思い浮かんでくる。
占いを読んで、私は自分の本当の気持ちが分かった。
私は彼のことが好きなんだ。気付いていたけど、彼に相手にされるかわからず怖くて、自分の気持ちを見ないふりをしていた。
明日、朝起きたら連絡しよう…。そう思って寝ようとすると、彼から着信が。
思い切って電話をとった。
彼からの言葉は…
電話を取ると、彼は間髪入れず「今日は驚かせてゴメン」と謝ってきた。
いつも穏やかに話す彼の切羽詰まったような声を初めて聞いて、思わずドキっとする。
「今日は、なんであんな曖昧な事言っちゃったんだってずっと考えてて…」
それから、彼はぽつぽつと自分の話をしてくれた。
社会人になってから付き合った彼女は仕事への価値観が合わず自然消滅してしまったこと、同窓会で話したときから私のことが気になっていたこと、こんなに価値観の合う女性は初めて、と思ったこと…
「いつも一生懸命で、頑張っているA子のことが好きです。」
電話越しなのに、彼の鼓動が伝わってくるようだった。
「だから…結婚を前提に付き合って欲しい。」
胸がいっぱいになってしまい、涙声で返事をすると、彼は少し困ったような声で、泣かないで、と笑って言った。
それから…
彼とは付き合って今月で半年になる。
この前一緒にハワイに旅行した時、指輪も渡されて正式にプロポーズもされて、幸せ絶頂だ。
イケメンで女の子に対して優しいから、一見チャラチャラして見えるけど、付き合ったら一途な彼。
もし占いを見ていなかったら同窓会には行かなかったし、彼にも再会することはなかったと思うとちょっと怖くなる。あの時占って、こんなに毎日が変わるなんて思わなかった。
あなたも是非、占いを体験してみて。
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