どんどん要求がエスカレートするママ友…弱気な私を救ったのは

※あくまで個人の感想であり、効果を保証するものではございません。

母親なら必ずぶつかる、ママ友問題。

常識がないママ友、冷たいママ友、ママ友派閥など色々なパターンはありますが、今回は特に対処が難しいママ友とトラブルになってしまったTさんの話をお伝えします。


始まり

私がxx君のママに出会ったのは、5歳になった息子を習い事に通わせ始めた時でした。

当時の私は息子が泣きやすかった事で悩んでいて、小学校に上がるまでになんとか直したいと思っていたんです。

ちょうどその時私が密かに尊敬する先輩ママがブログで、子供の人見知りが習い事を始めたら治ったと言っていたので、それだ!と思い、習い事を始めさせました。

特に何が向いているか分からなかったので、一旦英会話、体操、サッカー、ピアノと一通り体験させてみて、息子が1番楽しそうに今日あったことを報告してくれた、水泳を習わせることに決めました。


水泳教室で出会ったママ

水泳教室は週に2回のコースで申し込み、1ヶ月も経たないうちに息子から水泳教室で出来た友達の話が増えてきました。

同い年の男の子の××君と仲が良くなれたみたいで、xx君にレースで勝った話や一緒に水球した話を楽しそうに話す息子を見て、入れてよかった〜!と親心に思う日々。


そして水泳教室に入れてから一ヶ月ほどすぎたある日、息子を迎えに行くと、息子と××くんの他に少し派手な見た目の女性がいました。

「あ!もしかして、◯◯くんのお母さん!?」

「はい。××くんのお母さんですか?」

「そうですそうです!いつも息子から話聞いてます~!仲良くして下さいね!あ、良かったら連絡先交換しませんか!?なんて呼べばいいですか!?私のことは気軽にAって呼んで下さいね!」

「あ、はい。是非。えーと…好きに呼んで頂ければ。」

畳み掛けるように話してくるxxくんのママのフレンドリーさに少し圧倒されてしまいましたが、xxくんのママは明るく話しやすかったのですぐ打ち解けました。


はじめは軽い気持ちで引き受けた。けど…

Aさんは私より2歳下で、私と同じく初めての子育てでした。

だけど、「子育て始めてから時間が無くなっちゃって…」と話すと「時間はつくるものだよ!」とポジティブなアドバイスを返してくれる、私からしたら理想のママでした。


ある日、子どもの教室が終わった頃迎えに行くと、いつも笑顔のAさんが珍しく困ったような顔で近づいてきました。

どうやら実家からお父さんが急遽遊びに来ることになり、お父さんを駅に迎えに行く時間が水泳教室と被ってしまい、××君の水泳の送り迎えが出来ない、ということみたいでした。


「誰か代わりに迎えに行ってくれる人がいればいいのになあ…。」

「…それなら、一緒に乗せて行ってあげようか?」

「えっ?本当に!?」

「うん、いいよ。」

「嬉しい!ありがと~!裕子さんは頼りになるね。これから困ったときは裕子さんに頼ろうかなあ~。」

「えっ?…う、うん。アハハ…。」


またお願いする前提みたいな言葉に違和感を感じましたが、本当に困っていそうでしたし、送り迎えくらいなら別にいいかなって、軽い気持ちで引き受けました。

何より、久々に友達のために何かできるという事だけで私は少し嬉しかったです。


次第に要求がエスカレート

「この前はありがとう!」

「ううん、気にしないで!ちゃんと会えた?」

「うん、おかげ様でお母さんといっぱい話せて助かった〜!」

「あれ…?お父さんじゃなかったっけ…?」

「あ、そうだ、ごめんごめん言い間違えちゃった!それでね、今度また、叔父がこっちに遊びに来ることになってさ~また来週もお願いできない?」

「えっ?」

「本当にごめん!今回だけだから!」


頼まれた翌週にいきなりまた頼まれるとは…

ただ、xxくんをお家に送り帰すことになってもちょっと遠回りして帰るだけですし、自分は心が狭いのかもしれないと思い、xx君の送り迎えをまた引き受けました。


でもそれから、なんだかんだで毎週毎週、「誰かが来るから」「外れせない予定があって」と送り迎えをお願いされるようになってしまいました。

だんだんエスカレートしていき、水泳の後は××くんがうちに来ることがお約束になってしまいました。

5歳はもう自分で考えられる年齢とはいえ、危なっかしくて目を離せないので、夜ご飯の準備や家の片付けが疎かに…

事情は理解してくれてはいるものの、家に帰ってきてまだご飯ができていないと夫にも苦い顔をされてしまいます。


気づいたら習い事の日が私にとっては憂鬱な日に…


初体験の占い。ママ友との関係は占えるの?

旦那は理解してくれているものの、目に見えてイライラが溜まっているので相談しにくい。

ネット掲示板に書き込もうと思っても、心が狭いって叩かれてしまいそうで書けず…


似た悩みの投稿を見て、同じ悩みを持っている人がいるという事を唯一の救いにする日々の中で、ある投稿に目が止まりました。

苦手なママ友関係、私どう思われてる? 円満に付き合う方法はある?」という占いが役に立った、と言う投稿占いはたまにテレビで見るくらいで、全然やったことはなかったし、信じていた訳ではなかったのですが、誰にも相談できない今、藁にすがる思いで占って見ました。

まずは私がママ友にどう思われているのかを占うと…

読んだ瞬間、なんでこんなに当たるの?と思ってしまいました。

「よい母親」と言われるのは嬉しいけど…。

面倒事を押し付けられる、都合よく使われてしまう…。

完全に今の私だった。


さらに、この状況を脱する方法も書かれていた。

先輩のママ友…?思い浮かんだのは、あのブログを書いていた先輩ママ。

けど、連絡先も知らないし…所詮は占いか…と思ってしまいました。


ただ、何かチャンスがあるかも、と少しだけ希望を持が湧いて、ほんの少しだけ救われました。


ついに限界が…そんな時に私を救ったのは

またなにか頼まれるのではないか…と憂鬱になりながら水泳教室に行く日々。

もう行くのはやめたい、でも頑張っている子供は応援したいし、私が原因でやめさせたくない…


金曜日の夜、電話がなります。多分xxくんのママです。彼女は電話に出ないと何度もかけてくるので、諦め半分で、電話に出ると案の定、xxくんのママでした。今度のお願いは、日曜日一日××君の面倒を見て欲しいというものだった。


「友達とカラオケに行きたいの!だから、お願い!」

「えっ?ごめん、無理だよ…私、日曜は家族で出かける約束をしてるから…。」

「今回だけだから!」

「でも…。」

「お願い!私、裕子さんと違って仕事しているし、なかなか友達と遊びに行く時間が無いの!裕子さんは専業主婦だし、暇でしょ?だから、ねっ!」

「………分かった。」


Aさんのまくし立てるようなお願いに、思わずOKをしてしまいました。こんなお願い、ありえないのに、断れなかった自分が情けなかったです…。今回だけ、と言われましたが、どうせ嘘ですし、今後は習い事がない日にも彼女がお願いをしてくると思うと絶望してしまいました。


そして、無意識に仕事をしていない私を見下している彼女の態度が許せませんでした。

確かにAさんは私と違ってパートをしています。ですが私も人並みには忙しいし、友達と遊びに行ける事も、なかなか無いです。

それなのに、どうせ暇でしょ?と決めつけられ、予定があると言っても、無視されてしまうなんて…。


もう耐えきれないかもしれない。

息子には本当に申し訳ないけど、水泳教室を変えるか、全く別の習い事を初めてもらうしかないのかしら…

悩んでいる時、あの占いに書いてあったことを思い出しました。

困ったときに力を貸してくれるのは、「先輩ママ友」。

同じ母親として尊敬できる人…。


私は思わず、「習い事を習わせるといいよ。」と言っていたあの先輩ママのラインを共通の知り合いに聞き、すぐにメッセージを送りました。


「ママ友関係で悩んでいるんです。どうしたらいいでしょうか…」


送ったらすぐに、

「大変だね、ちょっと待ってて」

と返事が返ってきました。

20分後に送られてきたラインには、今までの経験を元にした、具体的なアドバイスが箇条書きにされていた。そして、

「辛いならいつでも連絡してきていいからね。あなたは優しすぎるだけだよ」

という優しすぎるメッセージが。


思わず泣いてしまい、悩むだけでなく、きちんと行動にうつそうと決めた。


先輩ママのアドバイスに従うと…

先輩ママに教えてもらったとおりの方法で、Aさんとは計画的に距離を離していきました。

時間はかかったけれども、2ヶ月後にはほとんど話すこともなくなりました。


その結果、Aさんは他のママ友にも同じことを繰り返し、噂が広まったのか、気づいたら水泳教室では完全に孤立していました。

そしてxx君は水泳教室にだんだん来なくなり、気づいたらやめてしまっていました。

どうやらAさんは水泳教室の時間、夫以外の男性と遊んでいたみたいで、それが夫にバレて大変なことになっていたとのことでした。

あくまでも噂なので、真相はわかりませんが。笑


息子はxx君がいなくなってしばらく悲しそうで心配でしたが、クラスが1つ上がったらまた新しい友達を見つけたみたいで今も頑張っています。


あの時アドバイスくれた先輩ママとは今でも交友が続いていて、たまにお茶やランチに行ける中になりました。

先輩ママには、占いに従ってアドバイスを聞いたことを笑われますが、もっと早く先輩ママにアドバイスを聞いておけば良かったな、と今は思います。


もし、あなたもママ友関係に悩んでいるのなら、是非騙されたと思って試してみては如何でしょうか?



苦手なママ友関係に悩んでいるなら