※あくまで個人の感想であり、効果を保証するものではございません
友達の紹介で出会った外銀勤務の5歳年上の和也さんと付き合いだしてもうすぐ半年が経つ。
もう私も33歳だし、結婚を意識するならやっぱりお金は持っている人がいいな…と思って、和也さんと付き合い始めた。
でも、プロポーズどころか最近まともに会えてさえいない。
最初の頃のやさしさは何だったの?
きっかけは付き合って半年になる記念日、和也さんと私の部屋でお祝いをしようと約束をして、一人で準備をしていたときのこと。
全然連絡がとれないので、『今日大丈夫?』と連絡すると、 「急に重要なクライアントとの接待が入っちゃったんだよね。悪いんだけど今日は会えない」とLINEが返ってきた。
ショックより、"やっぱりね、私の家にしておいてよかった”と思った自分にびっくりした。
これでデートをドタキャンされるのは3回目。
私、大切にされていないのかな…?薄々気付いてはいたけど、認めたくなかった。
だって、私は和也さんと結婚したい。
眠れない夜についつい試した占い
どうしたら和也さんはプロポーズしてくれるのかな?と
恋愛系の記事をスマホで読み漁っているとある占いに行き着いた。
“1ヵ月後、あの人に愛されるあなたが視えました”
普段ならスルーするけど、ついその占いに惹かれてしまった。すると…
衝撃の結果!私の運命の人はいったい誰?
『和也さんはあなたにとても依存しています。しかしながら、彼は運命の人とは言いがたいでしょう。』
『あなたの周囲に南のほうのお生まれで、最近まで海外に居た3歳年下の方はいらっしゃいませんか?その人があなたにとって最良の伴侶と出ています。』
心当たりは最初からあった。でも、私は和也さんと結婚したい。
時計を見ると深夜1時、まだ和也さんは寝ていないだろう、といつもはしない電話をかけてしまった。
和也さんの本音
4コール目くらいでぐったりしたような、酔ったような和也さんが電話をとってくれた。
「玲奈?何?」
「あ、ごめんね。急に電話なんかして…」
「つーかさ、何?」
「ごめんね、忙しかったよね…用事じゃないんだけど…」
舌打ちのような音が聞こえた後、こうつぶやいて電話が切られた。
「別に忙しくはないけどさぁ…お前って常識ないよね。大した仕事してねーからそうなるんだよ…」
それでも、私の運命の人は彼
確かに、私は事務職で、忙しい日でも2時間残業すればいいほう。
それでも私なりに努力はしているのに。和也さんは『常識がなくて、大した仕事をしてない女』って馬鹿にしてたんだ。
次の日会社に行くと後輩から声をかけられた。
「玲奈さん元気ないですね。体調悪いですか?」
そういえば、あの占いで思い当たったのはこの後輩、山村君だった。宮崎県出身で、最近まで香港支社に居て、3歳年下。
相談してみてもいいかもしれないと思って、昨日の彼氏との電話で元気がないと軽く話をし始めた。
「それでね、大した仕事してないから常識ないんだよ、っていうの!その通りだけどひどいよね~」
「…玲奈さんのせいじゃないと思いますよ、本当に」
急に語気が強くなったのでびっくりして山村君の方を見ると、少し怒ったような顔でこちらを見ている。
「玲奈さん、その彼氏さんとのことは応援できません。」
「俺は玲奈さんがみんなのためにがんばってるのかっこいいと思います。彼氏さんとうまく行ってるなら邪魔するつもりなかったんですけど、俺は玲奈さんと真面目に、結婚前提で付き合いたいと思ってます」
「えっ、何言ってるの山村君?」
「俺本気ですから!返事は後でいいんで、ちゃんと考えてください」
理想の結婚相手
結婚するなら、先に結婚した友達より条件のいい人。 そんなことを考えて和也さんと付き合うことに決めた。
でも、本当に和也さんが結婚してくれる保障なんてどこにもない。
山村くんの純粋に私を想ってくれている気持ちが嬉しかった。
でも、結婚するなら和也さんみたく安定した職業に就いている人がいい。
だけど、和也さんは私のことを見下して馬鹿にしている。そんな人と結婚してうまくやっていけるだろうか。そもそも、和也さんが結婚してくれる保障なんてどこにもない。
中途半端な気持ちのまま山村君に返事をしたくなくて悩んでいると、ちょうど和也さんから「今日あいてる?」と連絡がきた。たぶん、神様が『今日中に結論を出せ』って言っているんだろう。
どうせ結婚するでしょ?
和也さんに「確認したいことがあるの」と切り出すと、一瞬面倒くさそうな顔をした気がした。
「和也さんって、結婚願望とかあるのかなって」
私と、とはいえなかったけれど、これが精一杯の勇気だった。
「どうせ俺たち結婚するでしょ?お前がこの先一人で食っていけるわけないじゃん」
結婚してくれる気あるんだ、とほっとしたけれど、なんだか引っかかる。
「あーあ、俺モデルみたいな元カノもいるのにお前みたいな地味な女と添い遂げるのか、仕方ないけど」
私を救うのは誰?
元カノより地味な女、仕事のできない女、一人で食っていけない女。そんなことを思われている人と結婚してうまくやっていけるんだろうか。
無意識に私はあの占いを開いていた。誰と結婚すれば私は幸せになれますか—
『あなたが望めば、いずれは和也さんと結婚できるでしょう。ただし、あなたの今抱えている漠然とした不安は、現実のものとなってあなたに降り掛かります』
『山村さんとは強い縁で結ばれているようです。どちらかが寄りかかるのではなく、理想的な夫婦となれるはず。』
私の決断
そして、私はその1年後結婚した。 結婚してすぐに子供に恵まれ、生まれてみたら双子だったりして色々バタバタしたけど、どうにか仕事と両立しながら暮らしている。
「玲奈さん!今日はお迎え俺が行けそうだから、ゆっくり買い物してきて」
「ありがとう、今日はハンバーグにしようかな」
私は結局和也さんを振って、山村君と結婚することにした。
山村君は結婚した後順調に出世していっているのに、たまに私のためにこうやって子供たちのお世話をしてくれている。
和也さんはその後、共通の友達から『田舎の両親が要介護になったから、結婚してくれ』と言われたけど、結婚してもう出産したことをそれとなく伝えてもらった。
私は条件ばかり気にして、あの占いをして和也さんに電話をかけなかったら…最後まで大事なことに気づけなかったかもしれない。
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