片想いを両想いに変えるコツ

「待っていたら、いつか『白馬の王子様』が迎えにきてくれるはず……」女性なら誰もが一度はそんな夢を抱くものですが、現実の恋はなかなかそううまくいかないものですね。

多くの女性は、男性のほうから積極的に誘って欲しい、もっとアプローチして欲しいと望みがちですが、現実の男女の関係において“進展のカギ”を握っているのは、実は女性側なのです。

例えば……自然界においても、繁殖のカギを握るのはオスよりもメスです。まずはメスが気に入ったオスをフェロモンや鳴き声で誘惑し、オスはそれに誘導されて、メスと「つがい」になるために必死で頑張ります。

これは人間界でも同じこと。この自然の法則に従って、女性のほうから先に男性を好きになり、きっかけを作って積極的に男性を誘導してあげるほうが、実は両想いになりやすいのです。

待っていれば「白馬の王子様」が現れて当たり前のように相思相愛になれる――というのは、やはりおとぎ話の世界だけ。一見、運命的に結ばれたように見えるカップルも、実際には、裏で女性がきっかけを作り、相手の気持ちが自分に向くように、さまざまな“お膳立て”をしていた、というケースがほとんどです。

誰しも、恋愛のスタート地点は「片想い」です。そこから臆することなく積極的にアクションを起こした女性だけが、意中の男性を手に入れてゴールインし、幸せになれるのです。

では、「積極的なアクション」とは、具体的に何をすればよいのでしょうか?


その1、相手をリサーチして「接点」を持つ!

まずは意中の相手を徹底的にリサーチすることから始めましょう。

相手の住まいや家庭環境、趣味嗜好、過去の恋愛など……可能な範囲で情報を集めてください。

そして、相手のよく行く場所や行動パターンを分析し、できる限りたくさん相手の“視界”に入って、目を合わせたり、挨拶を交わしたり、自分から話しかけたりしながら、「接点」を持つことを心掛けてみましょう。

人というのは「接点」の多い人間に対して好意を持つ習性がありますから、会う回数や一緒にいる時間が増えるに従って、相手の心の中であなたの存在は自然と大きくなっていくはずです。

もしあなたの姿が見えないとき、相手に「あれ? 今日は彼女がいないな……どうしたんだろう?」と思わせることができれば上出来ですよ。

こうして、まずは相手があなたを意識する「きっかけ」を作りましょう。


その2、相手にあなたの「良い噂」をたくさん聞かせよう!

多くの女性は「好みの異性のタイプ」について細かく厳密なこだわりがあるものですが、対象的に、男性が考えている「好み」というのは、「髪の長い女性」「色白な人」「ぽっちゃり系」など、非常にざっくりとしていて曖昧な場合がほとんどです。

ですから、もしあなたが彼の「好み」とは異なるタイプだった場合でも、あまり深刻に考える必要はありませんよ。

そんなときは、あなたの良い噂を周囲の人から彼の耳に入れてもらい、彼に好印象を持ってもらえるように働きかけてみましょう。

多くの男性は、自分の意見よりも他人の意見や周囲の評判を非常に気にして、重くとらえようとするものです。

意中の彼も、周りからあなたの良い評判を聞かされた途端、あなたに好感を抱いたり、「あなたを狙っている男性がいる」といった噂を耳にした途端、あなたを異性として意識し始めたりする可能性がありますよ。

片想いの恋において、彼の周りにいる人たちにも好印象を持ってもらうことは、あなたにとって大変有利になりますので、ぜひ頑張ってみてください。


その3、相手から告白「させる」準備を整える!

彼に好印象を持ってもらい、周囲の人たちも味方につけ、しっかり彼の“外堀”を埋めることができたら、いよいよ彼に恋の「スタートボタン」を押してもらう番です。

最後の告白を男性からしてもらうためには、あなたから「告白しやすい状況」を整えてあげることが大切ですよ。普段の会話や連絡、態度、雰囲気などで、あなたもすでに「彼を好き」なことをしっかり匂わせ、彼に「これならいけそうだ!」と確信してもらえるようにもっていくとよいでしょう。

彼が安心してスタートボタンを押せるようにお膳立てしてあげることで、彼は自信を持ってあなたに交際を申し込むことができるのです。


【番外編】男性の片想いを叶えるには?

男性から女性に片想いをしているなら、女性を喜ばせることをしていくのが両想いのコツですよ。

基本的に女性はドラマティックなことやサプライズが大好きですから、意外性のあるデートに誘い、さまざまなサプライズを用意して感動体験をさせてあげるとよいでしょう。

「でも、そのデートすら実現できていない……」というあなた、まだ諦めないでください!

女性というのは、一度目の誘いを断ったとしても、二度目、三度目と誘われると乗ってくるケースがとても多いものです。ですから、もし一度目で断られても諦めず、二度、三度と誘ってみてください。決して臆することなく、爽やかに軽い調子で誘ってみると、案外すんなりとOKしてくれる場合が多いですよ。

もちろん、あまりしつこく何度もするのはNGですが、複数回の誘いはとても有効ですので、ぜひ覚えておいてください。

このように、男女の仲というのは決して「理屈」ではありません。

ほんのわずかなタイミングや、周囲の環境、体調、仕事の状況など……少しのきっかけが、さまざまな影響を及ぼします。ですので、意中の相手がなかなか振り向いてくれないからといって諦めず、今日から勇気を出して積極的に行動を始めてみていただけたらと思います。

私も陰ながら、あなたの恋愛成就をお祈りしています。


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林エリヤ

1979年、アレクサンドリア木星王に師事し、旧約聖書の預言者である「エリヤ」と命名される。タロット、四柱推命、ホロスコープ、五行易などあらゆる占術に精通し、関西の占いハウス「魔女の家」を中心に、全国で対面鑑定の活動を展開。現在までの鑑定者数は、のべ18,000人を超える。