好きな人と結ばれたいと思っているのなら、簡単に体を許してはダメ

鑑定人数のべ350万人以上にのぼる、伝説の占い師・新宿の母のコラムをお届け致します。

第4段のテーマは『好きな人と結ばれたいと思っているあなたへ』

恋愛について考えるとき、性の問題は避けて通れません。愛し合うカップルが、交際が進むにつれて、心と同じように体でも結ばれたいと思うのは自然なことですからね。

ただ、今若い人たちの相談にのっていて、ちょっと不安に思うことがあるのです。それは、性の問題を軽く考えすぎているんじゃないか?ってこと。「セックスしちゃいけません」って言ってるんじゃないのよ。私は十代だろうが、本当に好きならば、しちゃダメとは言いません。けれど、その前に考えてみてほしいんです。

昔は、結婚前に肉体関係を結んだ人に捨てられて「もうお嫁にいけない」って泣いて相談にくる女性がたくさんいました。当時は「貞操観念」というものがあって、女性はそう簡単には体を許さなかったのね。「男がえらくて、女は男に従っていればいい」って時代だったけれど、そういう面では、昔の女性は押し切られない強さをもっていました。

今は、処女じゃなくなったからって泣く女性はほとんどいません。でも、簡単にセックスするようになった分、妊娠だってしやすいの。お互いにある程度の年齢になっていて、結婚を考えているなら、産んで育てることもできるわね。または、とても大変なことだけど、今は未婚で親になる人もいるから、決意して、経済的にも自立できるなら、そういう道もあるでしょう。

けれど、産めない状況だったら? 中絶するしかないわね。性の問題で最後に傷つくのは女性。今も昔も、その点では変わりがないんです。もちろん、直接傷つくのは女性だけれど、愛する人を傷つけることになる男性もつらいわね。

愛し合っていれば、お互いに悲しい思いをすることになるのよ。だから、女性のあなたには、自分の体を大切にしてほしいと思います。それが、相手を愛することにもつながるんですよ。また、男性のあなたは、彼女に赤ちゃんができてしまったら?って考えてみてください。「したい」からといって、その感情だけでセックスすることは、お互いを不幸にしてしまう恐れもあるんですよ。


■あの人が抱く「裏の本音」~欲望・嫉妬・妄想

あの人にだって、誰にも言えないような感情、秘めている想いがあります。表の気持ちだけではわからない本当のあの人を知ることで、この恋の流れは変わってきますよ。あなたへの気持ちまで、すべて明かします。

新宿の母

昭和5年、七赤金星、午年生まれ。 5歳のときに父と死別、貧しさの中に育つ。 結婚後も、子供の死、離婚など、人生の苦悩を経験するが、持ち前のバイタリティで占いの世界へ。 厳しい修行の後、新宿の街頭で占い師として独立。 そのエネルギッシュで思いやりあふれるアドバイスで、 いつしか「新宿の母」と呼ばれるようになる。以来、新宿の街頭に立ち続け、50年間。 訪れた相談者はのべ350万人以上にのぼる